マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-評価まとめ

マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-評価まとめ

このページでは、マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-に関する評価をまとめています。
ネタバレを含む内容となっていますので、まだ本編を視聴していないという方はお気を付けください。
また、映画業界の関係者だけではなく、一般ユーザーからの評価についてもここでまとめてさせて頂きます。

評論家・批評家からの評判

マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-は、映画評論家・批評家から高い評価を得ている映画作品です。

制作・監督・脚本を務めているレベッカ・ミラーは、恋愛作品を得意としている事から、王道恋愛映画だと勘違いする人も少なからず存在していました。

しかし、実際に本編を視聴した評論家・批評家の多くは「コメディー・ドラマ」として高い評価を付けています。

特に自分の願いを実現させる事に奔走するといった自分本位な性格を全面に出しつつ、どこか憎めないという魅力溢れるマギーを演じたグレタ・ガーウィグの抜群の演技力は大きな注目を集めました。

また、コメディーでありながら、しっかりと登場人物の心情を描いたレベッカ・ミラーの手腕を見る事が出来る作品としても評判です。

クスッと笑いながらも、人間関係や夫婦・親子とは何なのかをしっかりと考えさせられる濃い内容となっています。


一般ユーザーの良い評価

評論家・批評家だけではなく、一般ユーザーからの評価も高いといった点は、マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-の特徴の1つと言えるでしょう。

やはり、ユーザーからの評価でも主演のグレタ・ガーウィグの演技力の高さに関する感想が多くありました。

「やってる事は最低なのに憎めない」「キュートなグレタの演技にメロメロ」という意見が良い評価の中でも特に目立っていました。

また、同様に「イーサン・ホークの知的なダメ男がハマり役過ぎる」「脇役のガイ(トラヴィス・フィメル)やトニー(ビル・ヘイダー)の演技が良かった」といった出演者の演技に関する評価が多い傾向があります。

一方、ストーリーに関する評価も上々です。

作品のオシャレな雰囲気に合わせた音楽とテンポの良いストーリー展開で、自然と入り込む事が出来るラブコメディーというのが多くのユーザーの評価です。

街並み・室内・衣類・小物といった細かな点にもしっかりと気を使っている「オシャレさ」にも注目して欲しいというレビューも珍しくありません。

さらに、「登場人物それぞれの立場になると違った見え方が出来る」といった評価も多くありました。

初見では画面に映された情報をそのまま楽しみ、2回目以降はマギー以外に登場人物になったつもりで視聴するとより楽しめるようです。

精子提供による出産、三角関係による離婚・再婚と難しいテーマを取り扱っている作品ですが、ほっこりと心が温かくなる良作という評価を多くのユーザーから得る事に成功しています。


一般ユーザーの悪い評価

もちろん、本編を視聴した全てのユーザーが良い評価を付けたわけではありません。

悪い評価として最も多かったのが「ウディ・アレンになろうとしてなれなかった作品」という意見でした。

思わずクスッと笑ってしまうコミカルなシーンが本編に散りばめられていますが、所々で名監督・名脚本家のウディ・アレンの影響が垣間見えます。

しかし、「ウディ・アレンの良さはウディ・アレンにしか出せない。」「ウディ・アレン風では少し物足りない」という声もありました。

コメディーシーンのクオリティーはかなり高い作品ですが、「ウディ・アレン」を意識してしまうと少し残念な感想を抱いてしまうのかもしれません。

一方、登場人物に関しては「全員頭が良いのに、残念な行動しかしないのはリアリティーがない」、ストーリー展開に関しては「テンポが良い分、各シーンの印象が薄い」等の意見があります。

悪い評価は、全体の20%前後とあまり高くはありませんが、視聴する前にこのような悪い評価があるという事も覚えておいた方が良いでしょう。