マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ- 監督レベッカ・ミラーについて

マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ- 監督レベッカ・ミラーについて

このページでは、マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-の制作・監督・脚本を務めた「レベッカ・ミラー」についての情報をまとめています。

経歴

レベッカ・ミラーは、アメリカ合衆国コネチカット州ロクスベリー出身、生年月日は1962年9月15日の女性です。

父親が劇作家のアーサー・ミラー、母親が写真家のインゲ・モラスという演劇や芸術に関する仕事をする両親のもとに生まれています。

また、レベッカにはダニエルという名前の弟もいます。

1980年に地元コネチカット州にあるイェール大学で絵画と文学を専攻したレベッカは、1985年の大学卒業と同時に奨学金を利用して西ドイツのミュンヘンで過ごしています。

2年後の1987年にアメリカに帰国してからは、ニューヨークで暮らしながらニュースクール大学で映画を専攻します。

マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-に登場するニュースクール大学は、レベッカの母校でもあります。

1988年の「桜の園」のアーニャ役で舞台デビューし、世界ツアーにも参加しました。

世界ツアー後には、オフ・ブロードウェイの名門マンハッタン・シアター・クラブの「アメリカン・プラン」のヒロイン・リリ役を務める等、徐々に知名度を獲得していきました。

その後は、舞台女優としてではなく映画女優としての道を歩みはじめ、1991年「心の旅」や1992年「隣人」といった作品に出演します。

女優としてのキャリアを順調に積んでいたレベッカですが、1995年に「アンジェラ」という作品で初めて監督と脚本を務めます。

作品自体は、高い評価を得ましたがユーザーの関心や観客を集めるといった点では苦戦してしまいます。

しかし、2002年に自身が出版したショートストーリー集を映画化した「パーソナル・ヴェロシティ」でスマッシュヒットを叩き出します。

同作は、サンダンス映画祭の審査員大賞を始めとして、様々な映画の賞を受賞する事に成功しました。

ようやくレベッカの才能が認められる事になり、

「2003 book Woman Who…」で作家に、2005年公開の映画「ザ・バラッド・オブ・ジャック・アンド・ローズ」で監督に登録されました。

それ以降も、監督・脚本家・女優と全く異なるジャンルで活躍を続けています。

レベッカは、1996年11月13日にアカデミー主演男優賞3度受賞という輝かしいキャリアを持つ俳優ダニエル・デイ=ルイスと結婚しています。

2人の出会いは、レベッカの父親であるアーサーの「るつぼ」が「クルーシブル」として映画化される際の準備期間中だと公表されています。

結婚後は、1998年にロナン、2002年にカシュエルと2人の子供に恵まれています。


監督・脚本家としての評価

レベッカ・ミラーの監督・脚本家としての評価はかなり高いと言えるでしょう。

マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-やアンジェラといった作品で描いた典型的なダメ男や自分勝手な女性等のキャラクター設定が評判となっています。

登場するキャラクターを物語を通して成長させていくストーリー展開はレベッカの魅力の1つです。

実際に、レベッカが監督や脚本を務めた作品の多くは、物語終盤で各キャラクターに対する印象が変わったというレビューが数多く見受けられます。

また、ストーリー以外の細かな点にも注力する監督としても知られています。

映像の綺麗さ・オシャレさ、使用している小物やロケ地等、作品の様々なシーンでレベッカのこだわりを感じる事が出来ます。

恋愛作品を得意とする監督・脚本家として有名だったレベッカですが、マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-では、ラブコメディーという彼女の新しい才能もしっかりと評価されています。


関連作品

女優

心の旅(1991年) リンダ役

ウインズ(1992年) アビゲイル・ウェルド役

隣人(1992年) ケイ・オーティス役

フライング・ピクルス(1993年) キャリー役

など

監督・脚本

アンジェラ(1995年) 監督・脚本

パーソナル・ヴェロシティ(2002年) 監督・脚本

50歳の恋愛白書(2009年) 監督・脚本・原作

マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-(2015年) 監督・脚本・制作

など